糖尿病や心臓病も遺伝型式疾患

糖尿病や心臓病などの疾患は、食事や生活習慣などが要因ですが、多少は遺伝的な要因もあります。遺伝型式の疾患は、祖父母や両親、兄弟姉妹などの身内に同じ病気の人がいると、罹りやすい傾向があります。毎日一緒に生活をしている家族は、生活習慣や食事の好みなどが似ている傾向があります。肥満気味の両親がいる場合は、子供も太りやすい体質を受け継いでいることが多いです。子供の場合は2型糖尿病よりも、1型糖尿病に罹りやすい傾向があります。子供の場合はインスリンの投与が必要です。

糖尿病や心臓病などの病気は、痩せ型や標準体型の人に比べると、メタボ気味の人が罹りやすい傾向があります。欧米諸国のような高カロリーで油脂を多く含んでいる食品をよく食べたり、運動不足気味の場合は要注意です。親族に糖尿病や心臓病の人がいるになら、若い段階から適正体重を維持するよう努めることが大切です。適正体重を維持することで、病気のリスクを下げることができます。

糖尿病は初期段階では、自覚症状が少ないですが、少し進んでくると喉の渇きや体重減少、尿量の増加などが見られます。糖尿病は遺伝型式疾患なので、身内に同じ病気の人がいる場合は、定期的に血液検査や尿検査を受けることが大事です。狭心症や心筋梗塞などの重篤な病気を予防するためには、早期発見、治療が大切です。日本の伝統的な和食を心掛けたり、ウォーキングやヨガ、筋トレなどの無理のない運動を続けることもポイントになります。